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いちぼです。
不動産を開業する際に、ほとんどの方が入会する宅建協会。。。
不動産の営業をする際は国や県に営業登録をするだけではなく
①営業保証金1000万円
を供託(金銭・有価証券・物品を供託所や一定の者に差し出し、保管してもらうこと)しなくてはならないんですーー。
どひゃー!
高すぎるーーー!
これは万一、お客様に損害を与えたときに利用されるものなんですが、ちょっと高額すぎますよね。
この営業保証金を供託する代わりに
②弁済業務保証金制度(宅地建物取引業保証協会に弁済業務保証金分担金を供託する制度)
の、いずれか一方の制度の利用を義務づけています。
まとめると、
法務局に①営業保証金(1000万円)を供託するか、
保証協会に②弁済業務保証金分担金(60万円)を供託しなければ、宅建業免許証が交付されないということです。
この制度を取り仕切っているのが
Ⓐ全国宅地建物取引業協会とⒷ全日本宅地建物取引業協会です。
宅建業を開業する際は、ⒶⒷどちらかの協会に加入して営業する業者さんがほとんどなんですが、名前も似ており悩むんですね。。。
私も開業の際はどちらか悩みましたがⒶ全国宅地建物取引業協会に加入しました。
私がⒶを選んだ経緯だけでなく、2つの協会の違いをまとめてみましたので、これから加入を検討いただいてる方は参考にしてみてください!
Contents
全国宅地建物取引業協会(全宅)と全日本宅地建物取引業協会(全日)との違い!
①歴史
Ⓐ全国宅地建物取引業協会
昭和42年9月29日 全国宅地建物取引業協会連合会設立
昭和43年5月9日 社団法人許可(建設大臣)
平成24年3月21日 公益社団法人認定(内閣総理大臣)
平成24年4月1日 公益社団法人としてスタート
マークはハトさん。うちもこのマークをお店に掲げてます。なので不動産屋さんでこのマークを見かけたらⒶ全国宅地建物取引業協会の会員さんなんだと、いうことです。
Ⓑ全日本宅地建物取引業協会
昭和27年10月建設省より設立許可を受ける(創立記念日10月1日)。
昭和48年9月 業法改正に不動産保証協会の設立許可・指定を受ける。
平成25年4月1日 公益社団法人に移行
■マークはウサギ。設立は昭和27年。不動産業界では最古の団体。こちらの協会のほうが歴史があるのがわかります。。
②会員数
Ⓐ全国宅地建物取引業協会
全国47都道府県に会員数約10万社。国内最大の団体です。
全国の宅建業者数は、およそ12万~13万社。約80%のシェアを誇っています。
Ⓑ全日本宅地建物取引業協会
全国47都道府県に会員数約3万3,000社。約シェア20%。業界第二位の団体です。
③入会にかかる費用
※三重県の場合
項目 | Ⓐ全宅 | Ⓑ全日 |
協会入会金 | 350,000 | 450,000 |
年会費 | 51,600 | 48,000 |
保証協会入会金 | 200,000 | 130,000 |
保証協会年会費 | 6,000 | 15,000 |
弁済業務補償分担金 | 600,000 | 15,000 |
不動産キャリアパーソン | 8,640 | 600,000 |
TOTAL | 1,218,640 | 1,243,000 |
私がⒶ全宅に入会した時、実は協会入会金は35万円じゃなく、70万円だったんです。平成28年4月1日から三重県では35万になったそうです。やっぱり35万円も違うとシェアを奪われていたのかもしれません。
ちなみにこの金額、都道府県によってかなりの差があります。ちなみにうちから遠い神奈川県で調べ見ると。。。
項目 | Ⓐ全宅 | Ⓑ全日 |
協会入会金・協力金 | 800,000 | 900,000 |
協会年会費 | 66,000 | 63,000 |
保証協会 | 200,000 | 130,000 |
保証協会年会費 | 6,000 | |
弁済業務保証分担金 | 600,000 | 600,000 |
TOTAL | 1,672,000 | 1,693,000 |
都道府県でかなりの金額の差がありますし、両協会にも差がでます。
キャンペーンで入会金の値引きなどもあるようなので開業の際にはしっかりと調べてください!
まとめ
私の加入しているⒶ全宅は地域のいろんな催し物への参加があります。
都道府県によると思いますが、おそらくわが地域では全日さんよりそんな機会が多くあります。
お付き合いもあってなかなか欠席というわけにはいきません。
不動産という商売柄、地域との関係が深いほうがいいんですが、独自の情報網があり、そうした催し物が煩わしいと思う方はⒷ全日さんのほうがいいかもしれません。
Ⓐ全宅さんの強みは会員さんの多さです。
年に数回会合がありますので横のパイプをつなげる機会が多くあります。
不動産は他業者さんの物件も販売ができるので、こういった機会で良い関係を築くといい情報がもらえる可能性があります。
ただし上記でも書いた通り、自分なりの情報網があって、逆に良い情報を提供できればⒷ全日さんの会員さんでもⒶ全宅さんの業者さんと全く垣根なくお付き合いできます。
私もⒷ全日さんの会員さんと全く仲良くお付き合いさせてもらってますので。。。。
なので会員さんの多さは関係なく加入は検討しても大丈夫です。
ちなみに私は当時入会金はⒶ全宅さんのほうが高かったんですが、横のパイプを太くしたかったのでⒶ全宅さんに加入しました。
正直今ではどちらでも良かったかなとも思いますが、私の地域は年会費が少し安いのは正直魅力ですね。
一つの選ぶ基準として、その与えられた場を活用するかしないかで判断されるのがいいです。
いろんな同業者さんとお付き合いして顔を広めていくんであればⒶ全国宅地建物取引業協会さんだし、独自の路線でいくんであればⒷ全日本宅地建物取引業協会さんという形。。
もしくはハトが好きかウサギが好きか(笑)
そんな冗談を言うと怒られそうですが、客観的な判断材料になるサイトになれば幸いです!!
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