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LIFESTYLE DIYER いちぼです。
お金の使い方は常に『投資』に回るかを考えています。ということで今回伊賀泰代さんの新刊『生産性』に投資しました!
伊賀泰代さんの足元には到底及びませんので偉そうに言えませんが、常日頃から思っていたこと、感じてたこととシンクロしてましたので私なりにお伝えします!
伊賀泰代さんが伝えたかったこと
① 『時給を上げろ!』
ざっくりいうとこれです。
といっても会社に『給料あげろ!』と文句を言うわけではありませんよ(笑)
『時給』というのは自分の『時間的な価値』、伊賀さん言葉を借りると『生産性』です。
当然ですが今年の売り上げ(利益)が昨年と同じで働く時間が減ったのであればそれは生産性が向上したということ。
そして余った時間でさらに生産性が高くなる自己投資に使ったり、他部署を助けたりすることが出来ます。
みなさん普段から自分の『生産性』を上げる活動をされていますか。
平日は与えられた仕事をこなすだけの勤務時間。。。
休みは自己投資の時間を設けず、テレビを見たり一週間のリフレッシュでただ遊んで時間が過ぎていく日々を送っていないでしょうか。
もしそれが習慣であれば『時間がない』『お金が足りない』という問題からはいつまでも抜け出すことが出来ません。
②実際に私が直面している『生産性』の問題
自営業をしてると本当に何もかもを自分でしなくちゃなりません。
例えば領収書をつくったり、請求書をつくったり、収支をまとめたり、営業したり、ホームページを更新したり、掃除したり、鼻ほじったり、お茶入れたり、買出し言ったり、ごみ出したり。
会社員であればそれぞれの担当に任せていたものを全て自分が担わなくてはなりません。(いつも鼻くそほじっていた上司がいました(笑))
そのうえでサラリーマン時代より多い給与を稼がなくてはなりません。
でないとサラリーマンの方が楽に稼げるということになります。
起業して収入は上がってもそれが長時間働いた結果ならば時給は上がっていないということです。
このような問題は自営業者の方なら常々付きまとうことで、私も同じく今もなお直面している問題です。
それなら自分の時間を作るために人を雇い分業させれば。。。ということではないと、伊賀さんは提唱されています。
労働人口が急速に減る日本経済への処方箋として高齢者や女性の就業率を高めようとするのも、外国からの労働者受け入れ拡大を進めるのも、いずれも「インプットを増やして問題を解決しよう」というアプローチです。
「人手不足だ → では新たな働き手を見つけよう」というのでは、コインの裏返しにすぎません。
「コインの裏返し」とは、本質的な課題を放置したまま問題を反転させて解決方法とする、問題解決の悪例を示す言葉です。
働き手を増やすだけでは、生産性の低い仕事や働き方はいつまでも温存されてしまいます。そうではなく、人手が足りないなら、生産性をいかに高めるかという方向で考えるべきなのです。
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③日本人はひとりの生産性がひくい。
当然ですが同じ時間で稼ぎ出す金額が高ければ高いほどゆとりが出来ます。
そこの本質的な問題を見つけることをせず、手っ取り早い方法で問題を解決することが問題だと提起されています。
生産性を上げないまま労働時間を短縮すると、企業は提供商品やサービスの価値が低下し、売上げが下がります。労働者も、生産性を高めないまま労働時間を減らすと、収入が下がります。
両者ともそれを望んでいないので、口でいくら労働時間の短縮をとなえても、なかなか実現できません。目指すべきは労働時間や残業時間の削減ではなく、「生産性の継続的な向上」なのです。 (中略)
「労働時間が長すぎる → では労働時間を減らしましょう」というのもコインの裏返しです。
そうではなく、「解くべき課題は生産性を上げることだ」と認識し、イノベーション(改革)や継続的なインプルーブメント(改善)を通して仕事の生産性を高めれば、結果として残業も労働時間も減少します。
私でいうなら掃除や請求書・領収書作成は一人で仕事をしている以上しなくてはなりません。
起業して間もない人は資金がないのでなおさらです。
最終的にその部分はアウトソーシングがいいのですが、それを自分の『生産性』をあげることで、そこに取り組める時間が作れれば問題は解決します。
わたしは脱サラして自営業者になりました。私と同じく脱サラして起業した仲間がたくさんいます。
その中でも仕事をいっぱい取ってそこに時間を費やして働いた分多く稼ぐという考え方の人、自分の価値を高めていかに効率よく短時間労働で稼ぎを増やそうとする人との違いは雲泥の差です。
後者はすぐに芽は出ませんが長い時間で考えると前者より億単位で稼ぎが変わります。その意識と行動指針がこの本には書かれています。
まとめ
地方再生についても、問題解決の鍵は都会の若者の地方移住ではありません。
日本の人口は二〇一六年の一億二六九三万人から、次の五〇年で八〇二六万人まで四六六七万人減ると予測されています。
現在、北海道、東北、北陸、中国、四国、九州地方の人口の合計が四五四二万人ですから、それらの地域の全人口以上の数が、次の五〇年の間(今年生まれた子どもが五〇歳になるまでの間、もしくは、今二〇歳の学生が定年を迎える頃まで)に消えていくのです。
日本の人口減少問題は深刻です。
私が住んでいる町でも『移住促進』を大々的にPRしていますが、こんなに急激に減る人口の中で人を呼び込む『移住対策』では何の効果ありません。
少し考えただけでも私たち老後の年金は当てにできないでしょう。
サラリーマンの方は定年迎えたとき『生産性』を上げないまま違う会社の受け入れ先があるでしょうか。
自分自身で稼ぎ得る手段を持っているでしょうか。
また少子高齢化の負担は大きくなり、介護問題もますます浮上してくるでしょう。
人口減少が避けられない今、ひとりひとりの『生産性』を上げることしか問題解決しません。伊賀さんの本はこれからの日本で取り残されないためにも必読です。
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